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りそなホールディングスがシンガポールのAFC Merchant Bankの株式を取得

りそなホールディングスではシンガポールのAFCマーチャント・バンク
AFC Merchant Bank社の株式を取得し子会社化する事を発表しました。
AFCマーチャント・バンク社は1981年にシンガポールで設立され、
1988年にマーチャント・バンキングライセンスを取得しています。
1991年に社名をAFC Merchant Bankとしています。

マーチャント・バンクは伝統的な業務である手形引受および証券発行・
引受のほか、預金受入、貸付、投資顧問、リース、企業の合併・
買収仲介などを行います。
英国でそのシステムが発達し、英国の植民地政策を支援し、
帝国金融システムを構築しながら世界的規模で情報システムを確立、
エイジェント・ネットワークを構築しました。

AFCマーチャント・バンクは主にASEAN域内の中小企業をクライアントとしています。
2015年度の業績は総収入で613万Sドル、純利益288万Sドルになっています。

シンガポールの金融セクターは間接金融のプレゼンスが大きく、三大銀行として
DBSバンク、華僑銀行Oversea-Chinese Banking Corporation(OCBC)、
ユナイテッド・オーバーシーズ銀行(United Overseas Bank;UOB)があります。
シンガポール国内銀行は DBS、OCBC、UOBを含む5行のみであるのに対して、
外国からの進出銀行は100行以上となっています。

シンガポールにおいて金融サービス業のライセンスや登録が必要な業種として、
①商業銀行、②マーチャント・バンク、③証券、先物、ファンド・マネジメントに
係る資本サービス(Capital Markets Services; CMS)のライセンス保有者、
④金融アドバイザー、⑤保険会社、⑥信託事業会社などがあります。

シンガポールのマーチャント・バンクは、Monetary Authority of Singapore:
MAS(シンガポール通貨金融庁)からライセンスを得て、マーチャント・バンク指令
(Merchant Bank Directives)に規定された業務を行うことが可能です。

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