タイでは電子廃棄物・プラスチックゴミの輸入規制を厳格化【タイ:廃棄物・環境】

タイでは電子廃棄物・プラスチックゴミの輸入に関し、
規制を厳格化していく方針です。
タイ税関当局ではタイ国内輸入業者が通関手続きを時間通りに
処理しなかったため、少なくとも12,000トンの電子廃棄物を
輸出国へ返却する予定です。

2018年時点でタイ税関が保有するプラスチック廃棄物・
電子廃棄物を積載した大型貨物コンテナが合計2,185個
あります。
(プラスチック廃棄物分2,100個、電子廃棄物分85個)
輸入者が45日以内に通関を行わなかった場合は、
タイ税関当局が返却を決定しFリストに分類されます。

規定では30日以内に認可手続を通過していないコンテナを
Aリストと定義し、その後輸入者がそのプロセスを実施するために
15日間を追加します。
輸入者がそれを請求・実施しなければ、これらのコンテナは
Fリストに移されます。

タイでは2017年に161,000トンのプラスチック廃棄物を、
2018年1月~5月には313,000トンを輸入しました。
急な輸入量増加の背景は、中国政府がプラスチック廃棄物輸入を
停止したことが挙げられます。

2018年7月、タイ税関はプラスチック廃棄物と電子廃棄物を積んだ
54コンテナの輸入を認めず、返却を決定しました。
プラスチック・電子廃棄物のほとんどは米国、香港、シンガポールから
出荷されたものでした。

中国が2017年にこのようなプラスチック・電子廃棄物輸入を禁止した後は、
タイが新たな投棄地になってしまいました。
電子廃棄物は輸入税が免除されていますが、プラスチック廃棄物には
+30%の輸入税が課されています。
また、廃棄物輸入者はタイ工業省(DIW)の許可を受けていなければ
なりません。

タイ工業省(DIW)は2018年6月、プラスチックと電子廃棄物の
リサイクル使用条件に違反したリサイクル関係5工場のライセンス停止を
発表しています。

レムチャバン貿易港はタイの主要玄関口であり、輸入廃棄物の90%が
入ってきています。
バンコク港では7月2日からプラスチック・電子廃棄物、有害廃棄物が
積載されたコンテナの使用を禁止しています。