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バンコク中心部のビルは高層化が進み、延べ床面積の増加を必要とする【タイ:不動産】

バンコク首都圏のBTSスカイライン駅周辺には高層ビルが立ち並び、
タイ不動産専門家は、不動産・土地コストが高い場所では
建築面積(延べ床面積)が拡大・増加する必要があるとしています。

バンコクで手頃な価格の住宅を取得できるようにするためには
地価上昇に伴って床面積率Floor Area Ratio(FAR)は高くなる
必要があり、タイ政府は大量輸送交通機関に接続するインフラ
ネットワークを設けるべきとされています。

タイ住宅協会では、2019年末から予定されているバンコクの
新しい都市計画は、バンコクの中間層に対して手頃な住宅価格が
提供できるよう取り組む必要があるとしていて、そのために
土地価格上昇に伴い延床面積を増加させる必要があると
述べています。

不動産土地取得コストは不動産開発コストの30~35%を占めるため、
住宅価格を抑えるためには必然的に延べ床面積を増やさざるを
得なくなります。

タイ住宅協会では、バンコク都市開発計画は大量輸送路の通る場所を
開発するために交通点・条件を設定し、また、適切なコミュニティ開発を
促進するためにインフラストラクチャ、ユーティリティ、
セキュリティシステムを設定する必要があるとしています。

不動産仲介・調査のナイトフランクでは、
これからのバンコク都市計画はサイアムスクエア、タリンチャン、
バンワー、タープラー、バンカピなどの場所で公共交通指向型都市
開発(TOD:Transit Oriented Development)
(公共交通機関の利用を前提に自動車への依存度を低くした
都市開発計画)を促進すべきだと述べています。

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