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ガンクン・エンジニアリング社に関して【タイ:製造】

建設・エンジニアリング・発電を手掛けるタイの上場企業
ガンクン・エンジニアリング(GUNKUL)のトップである
Sopacha Dhumrongpiyawut女史の同社におけるキャリアは、
1997年アジア通貨危機と共に始まりました。

Sopacha Dhumrongpiyawut女史は病院看護師から
エンジニアリング企業本社調達部門のリーダーとして転職し、
海外サプライヤーとの英語コミュニケーションで苦労したと
いいます。

アジア通貨危機によって為替レートは1ドル=
25バーツであったのが1ドル=52バーツと急落し、
何百ものタイ企業が倒産しました。

ガンクン・エンジニアリング(GUNKUL)社は1997年時点で
3億バーツの資産を持っていましたが、アジア通貨危機の
影響で資産は目減りしました。
しかし、同社は無駄を削減した再建プログラムのおかげで
毎年業績を伸ばしていきました。

その後、同社では事業の多様化モデルを研究し、
欧米系の電気機器メーカーである
ABB、Siemens、Schneiderなどの世界的な
電気機器メーカーとの協議を行い、
太陽光再生可能エネルギー業界に2009年から
参入しました。

ガンクン・エンジニアリング(GUNKUL)社はここ数年間、
再生可能エネルギーに焦点を当てています。
売上構成比率も2016年は電力事業で55%でしたが、
今後は70%・80%へと引き上げていく方針です。
同社の2018年業績は売上660億4900万バーツ、
純利益56億1200万バーツでした。

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