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タイ国内の小売企業はよりECにシフトする必要性【タイ:EC・小売】

タイ電子取引開発機構(ETDA:Electronic Transactions
Development Agency)では、2017年末時点のタイのEC
(電子商取引・eコマース)市場価値は
約2兆8125億9200万バーツ(前年比+8.7%増)であり、
2018年も+8%台の成長を見込んでいるとしています。

タイ国内の小売企業は自社製品を販売するために
インターネットを通じた取引を増やす必要があり、
今後さらにEC(電子商取引・eコマース)製品が増えると
予想しています。

タイのEC市場におけるトップは、FacebookなどのSNSを
活用したソーシャルコマースでおよそ40%を占めています。

その次にオンラインショッピング・Webサイト型の
Eマーケットプレイスと呼ばれるチャネルを通じて
取引される分野が続きます。
ラザダ、JDセントラル、ショッピーなどのECサイトで
約35%が取引されています。
どちらも今後継続的に拡大する傾向が明らかと
なっています。

タイ人はSNSを利用する時間も多く、インターネット接続も
容易であり、FacebookやInstagramなどを介した製品販売者は
1日24時間オンラインになって非常にスムーズ・迅速に取引が
成立しています。

一方で、既存の商業施設小売店舗面積も増え続けています。
2018年時点でバンコクとその周辺郊外の総小売面積は828万平米を
超えています。
2019年にはさらに23万5500平米増える見通しです。

オフィス備品・家具のオンライン販売を手掛けるOffice Mateや、
文房具販売・書店のB2Sなどを束ねるCOL(COL)社では、
2018年業績は売上125億1000万バーツ、
純利益7億3300万バーツでした。

COL社はセントラル・グループの子会社です。
セントラル・グループは中国大手ECの京東集団(JD.com)と
組み、2018年9月よりECサイトJD CENTRALを本格稼働しています。

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