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タイ資本の不動産開発企業アーリヤ・プロパティ社、企業解説【タイ:不動産】

アーリヤ・プロパティ(A)社は2004年にタイ証券取引所へ
上場したタイ資本の中堅不動産開発企業です。

主なブランドとしてAreeya Como(一戸建)、A Space
(コンドミニアム)、A SpaceME(コンドミニアム)、
The Colors(タウンハウス)、The Village
(Village Town:デザインコンセプトが同じ戸建住宅の
集まり)などを展開しています。
2018年の業績は売上40億3800万バーツ、
純利益3000万バーツでした。

また、アーリヤ・プロパティ(A)社は2019年8月にDot Property
Thailand Awardsでベストコンドミニアム内装デザイン賞を
獲得しました。
この賞はDot Property社が発表したタイ国内の優れた物件を
表彰するもので、受賞した物件はトンロー地区で開発した
Chalermnit Art De Maisonでした。
同物件は日本風の家屋をイメージし、設計から建設までを
日系企業と協力した低層コンドミニアムプロジェクトです。

2018年末時点でアーリヤ・プロパティ社が保有・進行中の
不動産開発プロジェクトは一戸建・ツインハウス14
プロジェクト:合計76億バーツ、タウンハウス37
プロジェクト:合計162億バーツ、コンドミニアム11
プロジェクト:189億バーツ、合計62プロジェクト:429億バーツ
(約1526億円規模:19年10月時点為替レート)です。

2019年に予定されているプロジェクトでは、
一戸建・ツインハウス1プロジェクト:合計7億バーツ、
タウンハウス2プロジェクト:合計9.5億バーツ、
コンドミニアム2プロジェクト:129億バーツ、
合計5プロジェクト:145億バーツ
(515億円規模:19年10月時点為替レート)です。
2019年はコンドミニアムへの投資比率が非常に高く
なっています。

また、アーリヤ・プロパティ(A)社では住宅用の
土地取得から、一戸建て、タウンハウス、コンドミニアム
などの住宅建設を手掛け、中級から高級、超高級までの
幅広いレンジの物件開発を行っています。

同社では4つの柱として以下の項目を掲げています。
設計:美しいデザイン・高品質
幸福:持続可能な環境を目指す
革新:住宅イノベーションを起こす
サービス:業界最高クラスのアフターサービスを目指す

2019年8月、アーリヤ・プロパティ(A)社は
バンコクのラチャダムリ地区において高級ホテル&
レジデンス「SOONTAREEYA」を発表し、その管理・
マネジメント、ブランドに関してバカラ・ホテル&
レジデンシズを指名しました。

「SOONTAREEYA」プロジェクトは高さ316m・55階建て、
BTSラチャダムリ駅から近く交通アクセスも便利な場所と
なっています。

バカラはフランスにおける高級クリスタルガラス
ブランドです。
バカラは2005年に米国企業スターウッドキャピタル
グループに買収されました。
その後、2018年に中国の投資会社フォーチュン・
ファウンテン・キャピタル(FFC)が買収しています。

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