タイのサイアム商業銀行は安定的に利益を確保、タナチャート銀行も利益増加

タイの金融機関で資産規模3位のサイアム商業銀行Siam Commercial 
Bank(SCB)は16年度第3四半期の業績を発表しています。
前年同期比27%増、115億バーツでした。
15年度第3四半期では90億2000万バーツでした。
総資産は2兆8063億バーツとなっています。

サイアム商業銀行は王室財産管理局が出資する100年以上続く
金融機関です。
SCBが融資していたタイの大手鉄鋼メーカー、サハヴィリヤ・スチール
(SSI)社と赤字子会社SSI UKへの融資貸し倒れの可能性を考慮して、
ローン損失引当金に160億バーツを設定しました。
9月末の同行の不良債権は、前期比2.89%から2.85%と低下しています。

また、大手金融機関の一つタナチャート銀行(TCAP)では
純利益は前年同期比+1.3%増、32億バーツであったと発表しています。
1月~9月の通期では15%増で92億バーツとなっています。

タナチャート銀行は49%がカナダのノバスコシア銀行の資本に
なっています。
しかし、2016年年初にノバスコシアが株式売却を打診したと
報道されていました。
大和証券グループはタイの中堅銀行タナチャート銀行がほぼ100%
出資するタイの証券会社タナチャートセキュリティーズと業務提携契約
を結んだと発表しています。

タナチャート銀行はフルバンキングサービスを提供する銀行で、
それらを束ねるのがタナチャートキャピタル(TCAP)になります。
銀行、アセットマネジメント、証券サービス、生命保険、損害保険、
ファイナンスなどを展開しています。