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中堅不動産開発セナ・デベロップメントは減収減益、シンハーは新規プロジェクトを延期【タイ:不動産開発】

タイ証券取引所に上場している中堅不動産開発企業
セナ・デベロップメント(SENA)は、2019年下半期に計9件、
総額120億バーツ相当の住宅を発売すると発表しています。

新規プロジェクト9件のうち4件は低層住宅、
5件はコンドミニアムの開発としています。

2019年上半期の売上高は前年同期比17%減の
23億4200万バーツで、純利益は2億7900万バーツ、
前年同期から-28%下落しています。
背景にはタイ国内の景気低迷や2019年発表の
不動産投機抑制などが販売減収の要因になったと
しています。

同社では2020年の新規プロジェクト発表に関して
2または3件の低層プロジェクトを延期し、
新プロジェクトローンチと不動産市場の市況に合わせて
プリセールスと売上目標を下方修正するとしています。

一方、高級不動産開発を手掛けるイ上場不動産開発企業の
シンハー・エステートSingha Estate(S)では、
バンコク都内ランナム通りのコンドミニアム発売を
2019年10月から2020年2月に延期すると発表しました。

タイ中央銀行の住宅ローン規制により住宅需要が
伸び悩んでおり、不動産市場の回復を待つとしています。

同社の2019年上半期業績は売上57億7300万バーツ、
純利益4億1900万バーツでした。
シンハー社の2019年通年売上は約150億バーツとなり、
2019年初予想の200億バーツを下回る見込みです。

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