タイの衛星事業タイコム社とミャンマーのフォーエバー・グループが業務支援契約


By: elhombredenegro – CC BY 2.0
ミャンマーの複合企業でメディアを率いるフォーエバー・グループ
Forever Groupは長期契約でタイの衛星事業を展開するタイコム
(THCOM)との衛星受信契約を締結しています。
同契約はミャンマー国内での高精細度テレビ放送やデジタルコンテンツ
開発を支援する内容になっています。
フォーエバー・グループ側はエンターテイメントのコンテンツや
ニュースをミャンマー国内へ届けるため今回の契約は有用であるとし、
タイコム側でも経済成長が続くミャンマーでのさらなる展開として
協力関係が結べるとしています。
タイコム社は15年以上にわたりミャンマーをキーとなる市場として
見てきました。
国営のミャンマー郵電公社MPTが展開する衛星ブロードバンド・サービスを
開始後、2010年にタイコム社の通信衛星「Thaicom 5」を通じて
SKY NETというサービス名称でインターネット通信サービスも
提供しています。
タイコム社(THCOM)はタイ証券取引所(SET)に上場するインタッチ・
グループ(INTOUCH)の傘下で、衛星通信、衛星放送事業を
展開しています。
インタッチはシンガポール国策投資企業テマセク・ホールディングスが
資本になります。
2015年度の業績は売上131億3600万バーツ、純利益21億2200万バーツと
好調でした。
一方、フォーエバー・グループはタイのBECワールド(BEC)と合弁会社
フォーエバーBECテロ社を2013年設立するなど、積極的にタイ資本と
合弁会社を設立しています。
インターネットによる教育システムやEブックの制作、地上波テレビ
MRTV-4などを放送しています。
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