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ベトナム大手航空会社ベトジェットは2.1兆ドン超の損失【ベトナム:航空】

ベトナムの大手航空会社ベトジェット・アビエーション
(VJC)は2020年上半期、輸送業で2兆1,100億ドンの損失を
記録しました。
2019年時点の売上げは50兆6,300億ドン、純利益は
3兆8,700億ドンでした。

2020年第2四半期は新型コロナウイルス(COVID-19)
パンデミックの影響を大きく受け、空輸業では前年度比54%
減少した収益でした。

現金資金を増やすため、ベトジェット社は資産譲渡や
投資などの施策を行い、第2四半期1兆1174億ドンの
財務収益と1兆630億ドンの税引き後の連結利益、
上半期730億ドンの連結利益を出しました。
この1年間に蓄積していた強固な財務基盤により
もたらされた結果でした。

6月に国内事業向けに空が開放され、ベトジェットは
国内線300便を再開しました。
国内旅行の需要増加に合わせ更に8つの新路を開拓し、
全国内線は52経路に増加、全体では1万4千便に
到達しました。
全体乗客数は120万人に達し、6月には国内市場での
回復を示しました。

ベトジェットはLCCモデルに続くコスト最適化のため、
平均費用を55%削減するという費用削減案を
実行してきました。
特に5月の燃料価格が低い時期で在庫捕獲に成功し、
市場価格と比較し25%のコスト削減につながりました。

自己株式を含めた所有者持分は17兆3390億ドンで、
総資産は約48兆ドンです。
またパンデミック対策として、政府の協力を得ながら
貨物輸送業の拡大や費用削減、オペレーションの効率化、
付随収入の増加、質の高い乗客サービスに力を注いでいます。

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