アドバンスド・インフォサービスの2021年第1四半期は売上7%増加【タイ:通信】
タイ最大の携帯電話事業者であるタイ証券取引所上場企業アドバンスド・インフォサービス(ADVANC)社(AIS)は、
携帯電話事業が回復の兆しを見せています。
2021年第1四半期の売上は前年比7%増の458億バーツでした。
同社の同期純利益は66億バーツで、前年同期比1.7%減でした。
これは2020年第4四半期に受けた激しい市場競争と為替差損および減税によるものとしています。
同社によると、「モバイル事業」に関しては、
新規契約者数伸びと個人消費を刺激するタイ政府の政策措置に支えられ、
前四半期1.2%増、293億バーツの売上を報告しました。
2021年第1四半期、AISポストペイド(後払い)顧客数は引き続き増加し+442,400件、
プリペイドの顧客数は+887,900件増加しました。
AISは、2021年第1四半期時点で4,270万人のユーザーを抱え、
タイ国内最大のモバイル顧客ベースを保持しています。
「5G」ユーザーに関しては、AISの2021年第1四半期末の加入者数は70万人です。
同社は年末までに100万人を目標としています。
一方、AISの家庭用インターネット事業である「AIS fiber」は、
在宅勤務やオンライン教育により後押しを受けました。
AISファイバーは2021年第1四半期に95,000件を獲得し、
前四半期から+7%増加、総加入者数は143万件に達しました。
売上高は2021年第1四半期に前年比17%増の19億バーツを記録しました。
AISではさまざまな産業部門との協力を通じて、
国の経済回復に5Gを活用するため250~300億バーツを割り当てるとしています。
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