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ASEAN最新動向

Latest trends in ASEAN

タイのデルタ・エレクトロニクスDelta Electronics(DELTA)での産業ロボット導入例【タイ:産業・ロボット開発】

高齢化が進み、労働力が減少しているアジア諸国では、自動化が進み、
人間とロボットのコラボレーションが盛んになっています。

世界では仕事のほぼすべての面でテクノロジーと自動化が急速に進んでいます。
企業はコスト削減のためだけでなく、生産性や成長性の向上、
安全性確保などのために自動化やロボティクスを導入し職場に変革をもたらしています。

ほとんどの国でロボットの導入率は賃金の上昇や人手不足と高い相関関係があります。
例えばタイでは、賃金上昇に伴いロボット需要が急増すると予想されています。
工業分野別で見ると、自動車分野が最もテクノロジーの恩恵を受けるとしています。

タイの大手電子部品メーカーであるデルタ・エレクトロニクス
Delta Electronics(DELTA)においては、精密な組み立てや
危険な環境下でロボットを含む自動化プロセスが導入されています。

Jackie Chang社長によると、自動化は、故障率や材料の無駄を減らすため、
安全のため、そして複雑で大量の製品を組み立てる際の効率化のために
使われているとしています。
デルタ社では近年、製造プロセスのほぼ半分で、高い柔軟性と効率性を持ち合わせた
Delta Smart Manufacturing(DSM)システムが活用されています。

タイでは政策としてIndustry 4.0 とThailand 4.0の両方において、
技術と熟練労働者の組み合わせによって持続可能な経済成長を目指しています。
少子高齢化が進み、タイの労働人口は2050年までに-26%も減少すると予想されており、
ロボットを使用したいというニーズが高まっています。

アジアにおけるロボット導入台数は2014年~2019年に平均+13%で伸びてきました。
2018年のピーク時には28万3,080台、2019年は24万5,158台と-13%減少しました。
しかし2019年に世界で新たに導入されたロボットの3台に2台はアジアで導入されました。

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