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バンチャーク・コーポレーション(BCP)、マック島の新しいイメージ作りを支援【タイ:観光】

タイ証券取引所上場のバンチャーク・コーポレーションBangchak Corporation(BCP)は、2065年までに温室効果ガスの排出と吸収のバランスを意味するネットゼロ目標を達成するための国家努力の一環として、マック島の新しいイメージ作りを支援しています。
タイ東部のトラート県に位置するマック島は、他のリゾート地に比べ近代的な娯楽が少なく、スローライフを楽しむことができる島です。
その静けさが、地元住民や観光客に愛されているといいます。

ビーチや海で観光客を誘致する他のリゾート地とは異なり、トラート県マック島は低炭素型の観光地として位置づけられています。

BCP社は、島の魅力を維持し、サンゴ礁に沿った海草を再生するために、当局や地元住民と協力して取り組んでいると述べています。
海草は海洋生態系の一部であり、炭素を固定することができます。
国際自然保護連合が2021年発表した報告書によると、海草は森林の7〜10倍の炭素吸収力があるとされており、海草には、毛ガニ、ペンシェル、20種類以上の魚が生息しているため地元の漁師や観光客にとても良い環境となっています。

BCPは海草の成長を促進し、自然の脅威を最小限に抑えるために、さまざまな技術を駆使して海草の植林活動をサポートするとChaiwat氏は述べました。
国営の持続可能な観光管理指定地域(Dasta)、カセサート大学、マック島タンボン管理機構、
バーン・アオニッド統合農業コミュニティ企業、タイ温室効果ガス管理機構がマック島の持続可能な観光振興に関する覚書に調印しました。
島内の多くの飲食店では、容器のリサイクル素材に対応しており、Dastaは廃棄物の収集とリサイクルを改善するためにマック島観光廃棄物管理キャンペーンを実施しており、マック島を持続可能な廃棄物管理のモデルにしたいと考えています。

BCPは「Trash Hero Koh Mak」というキャンペーンで、ポリエステルの一種であるポリエチレンテレフタレート(PET)から作られる廃棄ペットボトルからリサイクルされた繊維製品を使うよう地元住民に呼びかけています。
バンチャーク・コーポレーションは昨年、生産効率の向上と環境に配慮した製品の活用により、2024年までに20%、2030年までに30%の二酸化炭素排出量を削減すると発表しました。
残りの70%については、グリーンビジネスへの投資や炭素クレジット取引などの追加的な仕組みが必要です。

BCPの2021年の業績は2006億9500万バーツ、純利益は76億バーツでした。

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