1. HOME
  2. ブログ
  3. タイ
  4. バンチャーク・コーポレーション、新しい送電事業を開始する見込み【タイ: エネルギー】

ASEAN最新動向

Latest trends in ASEAN

バンチャーク・コーポレーション、新しい送電事業を開始する見込み【タイ: エネルギー】

エネルギー複合企業バンチャーク・コーポレーションBangchak Corporation(BCP)の子会社で
再生可能エネルギー発電部門であるSET上場のBCPG(BCPG)は9月にラオスから国境を越えて急成長するベトナムに電力を送る新しい送電事業を開始する見込みです。

同送電システムは、ベトナムの高い電力需要に応えるだけでなく、長期的には当社の再生可能エネルギー開発を強化することになると述べています。

BCPGは、ラオスのナムタイ・パワー・ソール社の株式3,200万ドルを取得し、両国間の電力販売を促進するために220キロボルトの送電システムを運営する事業に乗り出しました。
ナムタイ・パワー・ソールの25%の株式を取得することで、BCPGは国境を越えてベトナム国営電力(EVN)に電力を送る送電線の運営権を得ることができます。

BCPGは、送電線とその変電所を通じて現在90%以上建設が完了しているナムタイ水力発電プロジェクトからの「グリーン電力」を供給します。
Nam Tai Power Soleへの投資は、BCPGが送電・変電事業に進出する良い機会であり、送電線はラオス・ベトナム両国にとって必要不可欠なインフラです。
施設は、最大800メガワットの送電容量を持つため、近隣の他の再生可能エネルギープロジェクトと接続し、ラオスからEVNに電力を販売すること、そして将来的に新しい水力発電所から電力を供給することも可能です。

BCPGは以前、ラオス北東部のシアンクーアン県にある69メガワットのナムサン3Aと45メガワットのナムサン3Bという2つの水力発電所を買収しています。
この2つの発電所は、昨年第3四半期にラオスの降雨量が多かったため、収益を上げる上で重要な役割を果たしました。
BCPGは、リスク管理を強化するため、先進国や成熟市場、特に政府がクリーンエネルギー開発を推進しており潜在的な可能性をもつ台湾でのクリーンエネルギー投資を5年かけて拡大する計画を発表しました。

BCPG(BCPG PUBLIC COMPANY LIMITED)の2021年の業績は、売上47億4000万バーツ、純利益20億1000万バーツでした。

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

月を選択