タイの化学肥料市場はおよそ950億バーツの規模【タイ:化学肥料】

カシコン銀行傘下のカシコン・リサーチ・センターでは、2025年時点の化学肥料の市場規模が946億バーツ(約4000億円)となり、前年比+2.0%増になるとの予測を発表しています。
2024年の7.7%増からは鈍化する予想され、これは、化学肥料需要の伸びの鈍化や国内肥料価格の下落など、2024年と比べてプラス要因が弱まるためとしています。
また、タイの化学肥料の平均販売価格は2025年に3.4%下落すると予測され、これが肥料需要の5.7%増を支え、470万トンに達する見込みです。
この伸びは、天候の好転による主要経済作物の栽培面積の拡大によるものだとしています。
しかし、需要の伸びは、ほとんどの農産物の価格下落による圧力に直面し、肥料需要の伸びは緩やかになるとみています。
タイ国内の化学肥料メーカーは約750社あります。
その中の約90%が小規模企業です。
一方で、残り10%の中規模・大規模企業が、売上高全体の93%を占めています。
Thai Central Chemical Publicは、タイ証券取引所(SET)に上場していましたが、2023年8月に上場廃止しました。
2022年度の業績は売上130億バーツ、純利益8億バーツでした。
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