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タイのコーヒー市場は650億バーツ規模へ【タイ:農業・食品】 

coffee beans on table

タイ商務省ビジネス開発局は、2025年のコーヒー産業のタイ国内市場規模が、2024前年比で+8.3%増の650億バーツ(約3,000億円)になるとの見通しを発表しました。

コーヒー関連事業の2025年上半期の新規企業登録は、前年同期比+8.9%増の+415社になりました。
これらの多くは中小企業に分類され、その33%以上がバンコクに拠点を置いており、コーヒー市場の継続的な好調さを反映しています。

2025年6月末時点で事業活動を行っていたタイ全国の企業数は6,361社、登録資本金は合計で393億バーツでした。
製造分野:811社(資本金合計 105億バーツ)
販売分野:5,550社(資本金合計 287億バーツ)

タイでは22万ライ(3億5,200万平方メートル)以上の農地でアラビカ種とロブスタ種の両方が栽培されており、年間約4万~5万トンのコーヒー豆を生産しています。
しかしスペシャルティコーヒーと認められる量はわずか5,000トンで、タイ国内需要を満たしていません。
その結果、2025年1月から5月の間にコーヒー豆の輸入量は83億バーツに急増し、輸出量は24億バーツにとどまっています。

タイのコーヒー市場の販売分野では、PTT系の「Cafe Amazonカフェ・アマゾン」PTG系の「PunThai パンタイ」、米系スターバックスなどのフランチャイズやチェーン店と、独立系店舗の二つに分けられています。

タイのコーヒー業界の2024年売上高は、前年比+1.7%増の2067億バーツ。
製造分野は372億バーツ、販売は1695億バーツでした。

(※1ライ = 1,600平方メートル)

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