セントラル・パーク・モール開業、複合開発プロジェクト競争激化【タイ:不動産・小売業】

タイの大手ホテル財閥デュシタニDUSIT THANI (DUSIT)は、ラマ4通りの一角で、セントラル・パーク・モールがオープンしたと発表しています。
これは共同開発を行ったセントラル・パタナー社(CPN)にとって、43番目の百貨店となりました。
場所はシーロム通りとラマ4通りの交差点に位置しています。
ラマ4通りは、不動産大手各社が大規模開発を進める拠点となっており、今後は複合開発プロジェクト間の競争が一層激化すると予想されています。
2019年9月、TCCグループはオフィス、住宅、百貨店、ホテルを備えた複合開発プロジェクト「Samyan Mitrtown」を開業しました。
2024年10月、TCC Assets Thailand社とFrasers Property Holdings社は、「One Bangkok」を発表しました。
このプロジェクトは、オフィスタワー、ラグジュアリーホテル、住宅、高級小売施設を組み合わせたものです。
ルンピニ公園周辺でも複数のプロジェクトが進行中であり、地元メディアによれば、上場企業であるBangkok Dusit Medical Services(BDMS)社がランスワン地区において総投資額250億バーツのウェルネス複合開発「Herculesプロジェクト」を計画しています。
セントラル・パークモールは、CPN社による総額460億バーツ規模の「Dusit Central Park」開発の一環です。
CPNの社長兼最高経営責任者であるワラヤ・チラティワット氏は、バンコクの「スーパ―コア中央ビジネス地区」に位置するこの一等地の特別な可能性を認識していると述べました。
セントラル・パーク・モールには、「Hikiniku to Come」「Katsu Midori」「Kam’s Roast」「Beauty in the Pot」といった人気レストランに加え、ミシュランガイド掲載の名店、さらに70軒の伝統的な屋台グルメが集結しています。
DUSIT THANI (DUSIT)社の2024年度業績は、売上110億7700万バーツ、純利益マイナス2億3600万バーツでした。
セントラル・パタナー(CPN)社の2024年度業績は、売上538億バーツ、純利益167億バーツでした。
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