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シンガポールプレスホールディング、純利益減少

シンガポール証券取引所(SGX)上場のシンガポールプレス
ホールディングSingapore Press Holdings(SPH:T39)は
第1四半期の業績を発表しています。
売上6%減の2億7,830万Sドル、純利益43%減4570万Sドルでした。

同社は減速しつつある経済とメディア業界の低迷がメディア収益に
悪影響を及ぼし、主に広告収入が13.5%減少、
売上が9.5%減少したためとしています。
メディア事業関連会社の減損には1590万Sドルの費用がかかり、
また、メディア事業における利益が1260万Sドル減少しました。
一方で定期刊行物の売上は前年同期比1.8%増でした。

売上:2億7,830万ドル(-6%)、純利益:45.7百万ドル(-43.8%)
純利益の大幅減少は$2820万Sドル、内訳はメディア事業の再編コスト
でS1590万Sドル、720万Sドルは退職後給付などの費用になります。

2016年度通年では売上4.4%減、11億2000万Sドル、純利益17.53%減で
2億6529万Sドルでとなっています。
2016年10月同社は今後2年間で最大10%の人員削減に踏み切ると
発表していました。
従業員数は約4200人で新聞雑誌などの紙媒体の広告収入の減少を受けて
経費削減を目指すとしています。

同社は新聞社がメインビジネスで、新聞・雑誌の発行、印刷および販売、
不動産投資、マルチメディア、放送、通信などの事業のほか、
ショッピングセンター・商業施設、インターネット・ポータルサイト運営
なども手掛けています。
同グループの小売業の賃貸収入は前年比+1.3%増の6,050万ドルと好調です。
同社はParagon、The Clementi Mallなどのプロパティを所有しています。

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