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カシコンリサーチではラストマイルデリバリー市場が2020年360億B以上と推定【タイ:郵送・戸配市場】

タイのカシコン銀行傘下の民間総合研究所カシコンリサーチ
センターでは、最終消費者に商品を届ける「ラストマイル
デリバリー市場」が、タイでは向こう2~3年間で年平均
11%成長すると予測しています。
2020年の市場規模は360億~370億バーツまで増加すると
しています。

大手1位はタイポスト国(営郵便タイランドポスト)社で、
2017年業績は売上278億7237万バーツ、
純利益は4億2218万バーツでした。
タイポストThailand Post社は国営公社で、
タイ全土に19箇所のロジスティクスセンターと
1,300箇所以上の郵便局を展開し郵送物を
取り扱ってきました。

過去には同社がタイ国内配送市場を独占していたものの、
近年はケリー・エクスプレスやララ・ムーブなどの
新興企業参入により、タイ国内の郵送・戸配市場での地位を
脅かされています。

大手2位はケリー・エクスプレスKerry Express社です。
同社は過去3年間で売上30億~40億バーツから、
3倍以上となる140億バーツまで伸びています。

タイのデジタル経済社会省は国営郵便会社タイランドポストに
対し、タイ国内郵送・配送業界での競争が、外資系企業の
参入などで激化する中で、事業を強化するための行動計画を
策定するよう指示しています。

タイポスト社は、競合となる複数の配送業者の売上が
何倍にも拡大しているのと対称的に、売上の伸びは緩やかで
タイ国内郵送・戸配市場シェアを減らし続けていると
見られています。
同社では競争力向上に向けて二カ所の新しいロジスティクス
センターとEコマースセンターの開設を計画しています。

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