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シンガポールで海外ブランドを扱うディストリビューター企業【シンガポール:アパレル】

シンガポールでは2018年~2019年にかけて、
外資ファッションアパレルの撤退発表が続いています。

これまでシンガポールの大手卸売・小売企業が
アメリカ・ファッションブランドの販売を手掛けており、
東南アジアで最も豊かな国であるシンガポールは
海外の衣料ブランドにとって東南アジア主要市場と
なっていましたが、複数の理由で各ブランドは撤退を
発表しています。

同国では、ハイエンドからカジュアルまで、
世界各地から様々な衣料ブランドが進出していました。
それらを支えているのはシンガポール地場系の企業です。

・Jay Gee Group:Levis、Denizen、Dockers、ALDO、
TM Lewin、などを展開
・FJ Benjamin:Marc Jacobs、Tom Ford、La Semza、
Superdryなど(過去GAP、BananaRepublic)
・Star 360:(過去American Eargle)、Onizuka Tiger、
Birkenstock、Cole Haanなど
・Wing Tai Retail:Topshop、Topman、Dorothy Perkins、
Warehouseなど
・Goldlink Asia Distribution社:ErmenegildoZegna、
Tateossian、Thompson、Lanvinなど

米系衣料ブランドのアメリカンイーグルは2018年2月末
までに店舗を閉鎖し、シンガポール国内アパレル市場参入
から3年足らずで撤退を発表しました。
米系衣料ブランドで日本やアジアでも人気の高かった
GAPやバナナ・リパブリックも、フランチャイズ契約の
終了と共に2018年2月末ですべての店舗閉鎖を
発表しています。

それ以前にも、日系ブランドのパルコ、ローリーズファーム、
スーツセレクトなどのいずれも直営でシンガポールに進出した
企業が、やはり商品戦略の舵取りを誤ったことを主な理由に
撤退しています。

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