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タイ南部の中堅スーパーK&Kは不採算店舗を閉鎖へ【タイ:小売】 

gray and red shopping carts

タイの南部を中心にして「K&Kスーパーストア」を展開するK&K Superstore Southern (KK)は、売上が伸びない1店舗を閉鎖、会社の赤字回避を目指します。
2025年の経済状況は芳しくなく、同社は財務体質の強化を重視する戦略です。

「K&Kスーパーストア」は地方型小売業として南部地域で展開しています。
ソンクラー県から事業を開始し、2025年現在はパッタルン県、サトゥーン県、パッタニー県などにも店舗を拡大し合計36店舗を展開しています。
ソンクラー県ハートヤイ郡には商品を供給する流通センターを1か所設けています。

K&K Superstore Southern社のマネージングディレクターであるKawispong Sirithananonsakul氏は、2025年第2四半期の業績について、売上高が2億8,258万バーツで前年同期比2.01%成長した一方、
純利益は163万バーツで20.89%減、約43万バーツの減少となったと明らかにしました。

また、2025年上半期全体では売上が5億6,638万バーツで前年同期比2.22%増加しましたが、純利益は368万バーツで11.50%減少しました。

収益構成の大部分は小売事業が89.27%を占め、生活必需品を中心に性別・年齢・職業を問わない幅広い顧客層を対象としています。

卸売事業は10.23%で、流通センターを通じて生活必需品を小売店に販売し、主な顧客はソンクラー県および周辺県の小売店となっています。
その他収益0.5%は店舗前スペースの賃貸料などです。

同社は生活必需品を中心とした小売事業に注力しており、継続的に新店舗を開設する一方で、利益が出ない店舗は閉鎖しています。
タイの二部市場に上場したのは投資拡大資金を調達する目的であり、タイ国内の経済状況が好転すれば、毎年1~3店舗のペースで新規出店を計画し、南部地域の小売事業をさらに強化していく方針です。

K&Kスーパーストア・サザンK&K Superstore Southern(KK)の2024年度業績は、売上11億4641万バーツ、純利益1043万バーツでした。

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