医薬品・栄養補助食品販売のJSP、5年計画でウェルネス分野のリーダーを目指す【タイ：ヘルスケア】

タイの医薬品・栄養補助食品販売を手掛ける、MAI上場企業のJSP Pharmaceutical Manufacturing (Thailand)(JSP)は、包括的なウェルネスリーダーになるための5年間のロードマップを設定し、2025年売上で過去最高売上を目指しています。
また、2026年には別の子会社をLiVExに上場する予定です。

JSPは、2025年から2029年の5年間で、包括的なウェルネス事業リーダーを目指すロードマップを設定しており、平均年成長率＋10～20％を目標としています。
事業領域は、人間、動物、植物向けの医薬品、薬品、サプリメント、化粧品、ハーブをカバーし、研究開発、製造、ブランド構築、流通までのプロセスを通じて展開しています。

2025年、同社売上が9億～10億バーツの過去最高記録に達する見込みで、2025年上半期には既に4億9,100万バーツを達成しています。
新たな戦略として、オンラインプラットフォームおよびソーシャルメディアを活用した販売に注力し、デジタルチャネルの売上比率を20％まで引き上げています。

タイ経済・世界経済の変動により働き盛り世代への影響はありますが、タイ国内のベビーブーマー世代はホームショッピングを通じてサプリメントを継続的に購入しており、市場成長を支えています。

JSPは、中国のオンラインプラットフォーム(Taobao、Weiboなど)を通じて国際市場にも進出しています。
一方、薬品販売の自動販売機事業は現在200台を設置していますが、Telemedicine政策の明確化を待っているため積極的な拡張は行っていません。

JSP Pharmaceutical Manufacturing (Thailand)(JSP)社の2024年度業績は、売上6億7468万バーツ、純利益－3497万バーツでした。