オンライン証券プラットフォームを展開するWebull (Thailand)、資産運用ビジネス好調【タイ: 証券・ビジネス】

証券会社 Webull(Thailand)Co., Ltd.(Webull Thailand)社は、オンライン取引プラットフォーム Webull を運営する Webull Corporation(NASDAQ: BULL) の子会社として、富裕層向け新サービス「Webull Prime」を発表しました。

これは、1口座あたり 30万米ドル(約1,000万バーツ)以上のAUM を保有する富裕層投資家を対象としたサービスで、バンコクのデュシタニホテルで開催されたイベントにて発表されました。

Webull Thailand の CEO である Chonladej Khemarattana 氏 は、今回の Webull Prime の導入について、富裕層顧客の投資体験を向上させるものとしています。
市場環境が不安定化する中、富裕層投資家はより高度な分散投資や長期的な資産形成手法を求めており、同社は2026年に向けて、香港・中国・欧州市場への投資拡大や、富裕層向け金融商品を開発する予定であるとしています。
また、ブローカー、銀行、ノンバンク各社のアプリとの連携を進め、海外大手ファンドと協力して、市場状況に応じて自動でリバランスされるポートフォリオモデルの構築にも取り組みます。

現在、Webull Thailand の口座数は 100万口座に達しており、2025年末までに Webull Prime 対象の富裕層顧客は200口座に増える見込みです。
AUM(運用資産残高)は年末時点で100億バーツと見込まれ、来年2026年には4倍の400億バーツへの成長を目標としています。