Thai Oilは2026年下半期の不透明感に警戒【タイ:石油・エネルギー】
タイの石油精製大手Thai Oilは、第1四半期に190億バーツ超の純利益を計上した一方で、2026年下半期の事業環境について不透明感が高まっていると発表しました。
今期の純利益は、中東情勢の緊張による原油価格上昇を背景とした在庫評価益が主な要因です。
同社によると、イスラエル・米国とイランを巡る情勢やホルムズ海峡での輸送混乱により、世界の原油価格は依然として変動が大きい状況です。
中東情勢が緩和し原油価格が下落した場合、在庫評価益が損失へ転じる可能性があるとしています。
タイ政府によるディーゼル燃料の製油所出荷価格引き下げ政策により、キャッシュフローが28億バーツ減少したと説明しました。
原油調達コスト増加への対応として180億バーツの追加運転資金が必要になるほか、タイ国営燃料基金からの100億バーツ超の返還遅延も見込まれており、流動性は合計310億バーツ減少する見通しです。
2026年5月、タイ製油所の稼働率は総能力の110~112%に達しており、政府による石油製品輸出規制が継続し、在庫が上限を超えた場合には、生産調整を検討する方針を示しました。
Thai Oil社の2025年度業績は、売上4271億5064万バーツ、純利益96億1432万バーツでした。(タイ商務省データより)
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