タイ チャロンポカパン・フーズ(CPF) スリトランアグロ(STA)

2010年の深刻な天候不良、大洪水などの影響で農産物の価格が上がっています。
食品財閥大手チャロンポカパン・フーズ(CPF)は2009年と2010年に大きく株価が
上昇しました。
24日も、約2.0%高で24.7バーツ。
継続する洪水の影響などもあり、2010年後半の鶏肉や豚肉の供給が減少している
ことも材料になっています。

また、天然ゴムの価格も上昇していて、最大手スリトランアグロ(STA)の株価も
急上昇しました。
この影響は日本のタイヤ大手の利益をも圧迫しています。
天然ゴム価格が現在の水準で推移した場合、2011年12月期はブリヂストンと
住友ゴム工業2社の合計で、約1300億円の減益要因になる見通しが出ています。

天然ゴムの国際的な指標であるシンガポール先物のRSS3号は2010年7月下旬から
上昇しました。
中国やインドでタイヤの需要が増加している上に、タイ・マレーシアの天候不順で
ゴムの供給量が減少することがわかっていて、先物価格も大きく上昇しました。

また補足ですが、マレーシアでもイスラム金融スキームのデリバティブ商品が
始まろうとしています。

バンク・イスラム・マレーシアと英系スタンダード・チャータード銀行はそれぞれ、
イスラム教の戒律に従ったデリバティブ(金融派生商品)の販売を計画していて、
スタンダード銀は、コメ、油など商品価格変動のヘッジ手段としてのデリバティブ
を2011年第1四半に導入する計画です。
バンク・イスラムは固定金利と変動金利を交換する取引の金利スワップの導入を
計画しています。

マレーシアは世界最大のスクーク発行国ですが、CIMBバンク・イスラミックの
アブドル・ガニ最高経営責任者(CEO)は「デリバティブがないためイスラム金融
の成長が阻害されている」とコメントしています。