インドネシア 社会保障制度

インドネシアの社会保障制度の問題は貧困と過剰人口となっています。
社会保障制度を整備するためには、経済成長と人口成長のバランスが重要ですが、
インドネシアでは、2億700万人の人口のうち、60%が貧困の水準またはそれ以下
で暮らしていることもあり、8000万人の労働力人口のうち約80%が地方別最低
賃金水準で働いていると推測されています。
インドネシアの社会保障制度を担っている国営社会保険会社 Jamsostek によると、
労働者の賃金が低いために限られた負担金しか払えない労働者がほとんどである
という現状です。
そのため労働者のおよそ8%(約1000万人)しか社会保障制度に加わっていないと
しています。

Jamsostekは社会保障制度に加わっている1000万人の労働者から10兆2900億ルピア
(102億円)の資金を集め、それらの資金のほとんどがインドネシア銀行の株や債権
などに投資され運用されています。

社会保障業務を担っているのは、
PT Jamsostek,
PT Askes,
PT Taspen,
PT Asabri,
PT Jasa Raharja という5つの国営企業になっています。
投資・貯蓄効率性の点から、この5つを統廃合し、
1つの機関となって労働者、公務員の社会保障問題に取り組むべきとの声もあります。