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ASEAN最新動向

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タイの農業

タイの農業を展開しているOTENTO タイランド社を訪問してきました。
スクンビット39に本社があります。

こちらは千葉県に本社のある和郷園の子会社で主にタイ国内60農家と提携。
北部チェンマイ/チェンライでは寒冷地野菜を。東北部イサーンでは果物系を。
西部でも一部野菜を栽培して、バンパコン地区にある配送センターで仕分けして
提携スーパーで展開しています。

和郷園の解説はこちら。http://www.wagoen.com/gaiyou.html
和郷園は次世代型農業を目指す新進気鋭の農産物出荷団体で
冷凍野菜工場、カット野菜工場、野菜屑・食品残渣などのリサイクルセンターなど
の設備もあり、民間の農業法人としては日本で1番の売上。
野菜の産直を地場の農家と直接提携をしながらブランドを維持する手法で拡大
している企業です。

お話を聞いたのは現地の代表取締役の方でいろいろと説明していただきました。
日本では中高年の農家が後継ぎがいない状況が常態化、
今後この技術を何とか海外へ展開し、ビジネスとしての展開で日本農業の活性化を
図る計画です。

主にタイからはマンゴー、バナナなどが中心で、今後日本で栽培されている農産物を
日本からタイへ持ち込むことを計画しています。
ただし皆さん海外展開のノウハウが皆無であるため、一定のプラットフォーム
を作り上げるシステムが必要であるとしています。

OTENTOタイランドが展開している事業は2通りあり、直営農場
(チェンマイ/チェンライ、ナコンサワンなど)提携農家からの調達が
あるそうです。
見学はクルマで10時間以上掛かってしまうためにバンパコン地区にある
配送センターの見学を勧めているそうです。

会社自体は日本人3名、タイ人50名で運営。
51%分は代表取締役の方の古い知人タイ人の方が出資しているとのこと。

最近の話題としては日本産のいちごをこちらの北部の寒い地区で栽培。
上手くいっているとのこと。
また美味しいコメを栽培するにはやはりタイの北部が良いそうです。
タイのアユタヤ地区などもコメの一大生産エリアがあるものの、一番の問題は
栽培時に発生する害虫駆除の問題でその部分で日本産のコメが美味しく栽培
出来ないそうです。

またタイの大財閥からのオファーもあったりするのですが、完全な巨大資本の中で
やることは主導権を握れないためになかなか難しいと言うことです。

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