マレーシア 原子力発電

マレーシアのピーター・チン・エネルギー・環境技術・水資源相は、2021年の
原子力発電建設計画に遅れが出る可能性を明らかにしています。
マレーシアでは1,000メガワット級の原発2基の建設を計画していますが、同相
は東京電力福島第一原発の事故によって「国民に原発事故への懸念が広がった」
と指摘しています。

原子力発電の可能性を探るために首相府省が立ち上げたマレーシア原子力発電公社
(MNPC)は、マレーシア国ケダ州で1ヵ所、ペラ州、トレンガヌ州、ジョホール州で
それぞれ2ヵ所を建設地として候補に挙げていますが、地元住民のコンセンサスは
取れていません。
マレーシア反核連盟(MyCan)などの反核団体は反発を強めているとしています。

マレーシアのエネルギー需給では「天然ガス、石油、石炭、水力、
再生可能エネルギー」の「5燃料政策」をとっていますが、石油は2011~13年に純輸入国
になり、天然ガスも 2018年頃には供給が不安定になるとしています。

マレーシア政府は2020年の電力需給に関わる目標を2011年度に発表しています。

総設備容量は 2900万kW、総発電量は1513億kWh。
発電の燃料構成は、天然ガス(33%)、石炭火力(36%)、水力発電(22%)、
「原子力と再生可能エネルギー(バイオマスとソーラーに重点)」(9%)を
目標にするとしています。