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タイの国営企業大手、PTTグループの概要(1)

タイのエネルギー最大手、PTTグループは天然ガス、石油の採掘から精製、
生産、販売を主に手掛け、約300社以上のグループを形成するタイ最大の
エネルギー・コングロマリットです。

天然ガス、石油採掘から精製、生産、販売を主にするエネルギー
関連企業で、売上規模で世界81番目、ASEAN10ヵ国の企業で
世界500番以内に入る規模にまで成長しました。
PTTグループ全体の2015年業績は、売上高900億ドル、
純利益33億ドルになります。
2016年現在、世界33ヵ国で事業展開し毎年8億ドル程度を
投資しています。

歴史をさかのぼると、タイ国政府工業省直轄のタイ石油公団
として設立され、タクシン政権下では国営企業民営化の号令の
もと2001年に上場し一部株式を放出。
タイ国財務省が同社株式の52.32%を保有しています。
間接出資分を合算すると約68%をタイ国政府が出資する
国有企業となっています。

・主なグループ傘下の上場企業
PTT石油開発(PTTEP):石油の開発~採掘
PTTグローバルケミカル PTT Grobal Chemical(PTTGC):
石油精製・石油化学
タイオイル Thai Oil(TOP):石油精製
バンチャーク石油(BCP) Bangchak Petroleum:
石油精製・ガソリン小売
アイアールピーシーIRPC(IRPC):石油精製
グローバルパワーシナジーGlobal Power Synergy(GPSC) :発電

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