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シンガポール上場企業、シンガポール航空、企業解説

シンガポール証券取引所上場のシンガポール航空
Singapore Airlines(SIA)では、
グローバルなライバル企業との競争を維持するため
デジタル技術に数億ドルを投資すると発表しました。
世界中の航空会社は航空券販売のデータ収集による
財務的便益を活用しようとしています。

同社のGoh Choon Phong最高経営責任者(CEO)は、
新規投資はシンガポールの4つの研究機関と提携するとし、
売上増、保守費用コスト削減、飛行スケジュール遅延を
減らすことを目標としています。

同社では香港を拠点とするキャセイパシフィック航空や
自国内の路線を持たない航空会社、高級路線を攻める
中東の航空会社などをライバルと想定しています。
世界の航空市場競争は激しさを増しており、
ライバル企業よりも先に進むため自社内の投資を積極的に
進めていく考えです。
しかし、既に始まっている投資計画の詳細な数字や正確な
タイムラインは公表されませんでした。

同社がこれまでに発表したその他の取り組みは、
3年間の変革プログラムの一環としてエアバスSE A380に
座席数を増やすこと、いくつかのルートをローコストキャリア
(LCC)であるスクート社へシフトし、航空会社の財務チームを
統合するなどの収益化プログラムを進めてきました。

また同社はシンガポール国立大学(NUS)や
シンガポール科学技術研究機関(A*STAR)と協力し、
自動化技術研究に投資します。
航空チケットを購入する顧客の需要パターンをよりよく
理解するために収益管理などのビジネス課題に取り組みます。
同社の2017年(17年3月末決算)業績は売上148億6800万Sドル、
純利益3億6000万Sドルでした。

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