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EECプロジェクトによりタイの建設会社は恩恵を得る見通し

タイ国内の建設資材企業は、タイ政府の掲げる東部経済回廊
(EEC)プロジェクト開発と2019年予定の総選挙が業界に恩恵を
もたらす可能性が高いとし、期待を寄せています。

東南アジアの建築資材・ガラス大手、サンゴバンSaint-Gobain社
最高経営責任者(CEO)Nicolas Godet氏は、EECイニシアチブに
よって建設資材系市場は成長が促され、2019年の総選挙では
国内・海外投資家の関心度が高まると見ています。

同社のタイ国内売上高は2016年以来減少していますが、
タイ建設資材業界全体は順調に推移していると分析しています。

またNicolas Godet氏は、EEC開発のコンセプト、
特にスマートシティ開発、環境対応建設資材などに関心が
集まっており、EECプロジェクト開発が始まることで、
鉄道建設などのインフラストラクチャー関連企業が
最初に恩恵を受けると分析しています。

タイの建設資材セクター上場大手は以下のような企業があります。
サイアムセメントThe Siam Cement(SCC)
サイアムシティセメントSiam City Cement(SCCC)
TPIポレンTpi Polene(TPIPL)
ティプコアスファルトTipco Asphalt(TASCO)
TOAペイントToa Paint (Thailand)(TOA)
ワナチャイ・グループVanachai Group(VNG)
ダイナスティ・セラミックDynasty Ceramic(DCC)

サンゴバンSaint-Gobain社はチョンブリ県レムチャバンと
アユタヤ県バンパインに2つの石膏工場を有し、総生産能力は
7,500万平方mです。
工場生産量の半分はベトナム、カンボジア、ミャンマー、
アフリカに輸出されています。
また、ベトナムではホーチミン市にある既存の石膏ボード工場に
加え、ハイフォンに第2の石膏ボードプラントを建設中です。

同社はフランスのラ・デファンスに本社を置き、
各種建築材料やガラス、高機能材料を製造する多国籍企業です。
建材ではアルセロール・ミッタルArcelorMittal社に次いで
石膏生産高が高い企業です。
高機能材料では放射線検出器の重要部品である
プラスチックシンチレータで世界的シェアを誇っています。

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