シンガポールの水処理大手、ハイフラックスは事業再生法適用へ【シンガポール:インフラ】

シンガポール証券取引所(SGX)上場のハイフラックスHyflux
(Hyflux)社は2018年5月にシンガポール高等裁判所が監督する
プロセスを開始し、負債および事業の再編成を行うと
発表しています。
また、2016年に発行していた5億Sドルの支払債務延長も
発表しています。

格付け機関ムーディーズは、債務満期延長または金利調整の
組み合わせを含むこの決定は、債権者の財政的損失につながる
可能性があると指摘しました。
同社の2017年業績は売上3億5300万Sドル、
純利益-6500万Sドルでした。

ハイフラックスHyflux社はシンガポールを代表する新興企業で
水処理、水道会社として展開してきました。
2005年にシンガポール政府から受注したアジア最大級の脱塩処理
施設の稼動により、シンガポールの水の供給の35%を
カバーしています。

近年は水処理事業の収益が減少傾向にあり、ゴミ処理施設と
水力を組み合わせた発電設備建設も手掛けていました。

また、シンガポール国内電力価格低迷のため、売電事業用の
発電設備を併設している水処理施設の収益が落ち込んでいました。

ムーディーズでは潜在的な損失が起きる可能性があるとして、
マレーシアのマラヤンバンキングMalayan Banking(MAYBANK)の
シンガポール支店を挙げています。
Malayan Banking(MAYBANK)は2013年に海水淡水化・発電プラント
のトゥアスプリングTuaspringへ18億Sドルを資金提供しています。