マレーシア国営企業、ペトロナスに関して(2018年時点で未上場)【マレーシア:エネルギー】

マレーシア国営企業のペトロナスは2018年現在、
マレーシア証券取引所(BRUSA)には上場していません。
同社は2017年にマレーシア政府へ税金174億リンギと配当金
160億リンギを支払っています。
原油価格が3年半ぶり高値の80ドルを突破したことで金額が
上昇しています。

これまでペトロナス社はマレーシア国内企業の株式を購入・
売却を行ってきています。
2003年12月には発電企業、テナガ・ナショナルの株式3億148万株、
9%を取得しました。
その後2005年7月にテナガの株式を売却しています。

同様に、2002年3月ハイコム・ホールディングHicom Holdings Bhd
から1億4952万株(27.2%)の株式を10億リンギ掛けて取得した後、
プロトン・ホールディング社と社名変更したPerusahaan Otomobil
Nasional Bhdの株主となりました。

ペトロナス社は以前よりマレーシア大手企業への資金を出す側と
なっており、1980年代半ばには銀行のBank Bumiputra、
1990年代半ばにはPutrajaya Holdingsの株式40%を
取得しています。

2018年3月にはジョホール州南部で進める石油・ガス精製施設建設
プロジェクトや石油精製・石油化学統合開発(RAPID)に関して、
サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコと合弁契約を
締結したと発表しています。

サウジアラムコSaudi Aramcoはサウジアラビア王国の
国有石油会社で保有原油埋蔵量・原油生産量・原油輸出量は
世界最大を誇る巨大エネルギー企業です。
2018年内に新規株式公開をする予定を発表していて、
企業価値は2兆ドル(約220兆円)と見込まれています。
そのうち最大5%の株式、1000億ドル規模を公開する計画です。

外部監査によると、サウジアラムコの石油埋蔵量は少なくとも
2,700億バレル、ガス埋蔵量は298.7兆スタンダード・フィート
であるとしています。

仮にマレーシア証券取引所(BRUSA)に上場すると6000億リンギ~
8000億リンギの規模で企業価値がつく可能性があり、
放出分25%でも1500億~2000億リンギとなりますが、
2018年時点では上場するにはメリットが少ないと
されています。