ラオス南部の大雨と欠陥工事の影響でタイ企業も参加するダムが決壊【ラオス・タイ:エネルギー】

ラオス南部アンプ―県では大雨とダムの欠陥工事の影響が重なり、
建設中のセピアン・セナムノイ水力発電所用ダムが決壊し、
その下流域で数百人規模の死亡者・行方不明者が出ています。

同ダム計画はタイ、ラオス、韓国の資本が参画したものです。
タイのラチャブリ・エレクトリシティ(RATCH)が25%、
韓国SKエンジニアリング26%、韓国西部発電25%、
ラオス政府が24%を出資していました。

同発電所の計画では2019年から出力410MWの90%がタイへ送電され、
タイ発電公社(EGAT)がタイ国内で利用する予定でした。
全体のプロジェクトは約90%完了していましたが、
災害により大きく見直されることになります。

今回の被害は6つの村・6600名以上の住民に影響が出たとしていて、
タイ側マスメディアでも大きく報道されました。
同災害の報告を受けて、タイ証券取引所に上場するラチャブリ・
エレクトリシティ(RATCH)の株価は7月24日に1.44%下落しましたが、
その後はあまり影響しませんでした。

ラチャブリ・エレクトリシティ(RATCH)はタイ国内独立発電企業の
一つです。
同社は熱発電設備および複合サイクル熱発電設備からなる発電所を
運営し、電力発電事業、再生可能エネルギー事業、その他関連ビジネスを
展開しています。
タイのほかラオスや海外合弁企業と共同してフィリピン、
オーストラリアで事業展開しています。
2017年業績は売上468億9000万バーツ、純利益61億600万バーツでした。