タイのナノファイナンスは2018年第2四半期に不良債権が増加【タイ:金融】

タイでは2018年第2四半期におけるナノファイナンスの不良債権が
第1四半期の3億300万バーツより47%増加し、4億6600万バーツに
なりました。

ナノファイナンスは闇金融・高利貸しによる家計債務増加問題を
対処するため、タイ政府により設立された小規模金融機関です。
多重債務者になりやすい農家・低所得者向けの支援事業を
展開しています。

担保資産が少ない零細事業者や農家、低所得層などへの小口金融を
主とするナノファイナンスは融資リスクが高いとされていますが、
闇金融・高利貸しへの国民の依存度を引き下げることを
目指しています。

タイ中央銀行によると、2018年8月時点で登録している
ナノファイナンス事業者は30社あります。
貸付事業を展開している28社の不良債権率は7%であるとしています。
ナノファイナンスは2015年から開始され、貸付限度は10万バーツ、
金利上限は年率36%までとしています。

また、2016年からは貸付限度が5万バーツのピコファイナンスも
導入されました。
2017年末時点でピコファイナスは2億2000万バーツとなっています。
各ファイナンスのルールとしては、リーシング利率15%、
個人金融18%、クレジットカード18%、ナノファイナンス・
ピコファイナンス36%です。

個人金融大手のアイラキャピタル(AIRA)では、ナノファイナンスの
2018年上半期業績が売上4億2000万バーツ、
純利益-6580万バーツでした。

同社ではナノファイナンス支店店舗を拡大しています。
2018年時点ではザ・モール、シーロム、バンカピ、モールタープラ、
セントラルプラザ・ピンクラオ、センチュリー、MRTスクンビット、
Cサワット、フューチャーパーク・ランシット、インペリアル・ウェブ
など10支店があります。

ナノファイナンスは最大ローン金額100,000バーツを超えず、
金利、罰金、年間最大36%の手数料および制限がされています。