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インドネシア複合企業、アストラ・インターナショナルの自動車事業【インドネシア:製造・自動車】

インドネシアの複合企業、アストラ・インターナショナル(ASII)は、
2018年1月~6月のインドネシア国内自動車販売シェア48%を
獲得したとコメントしています。

月間ベースでは2018年6月に46%の低水準でしたが、
単月でも通期でも2017年上半期に記録された平均55%を大幅に
下回っているため、同社では自動車事業分野を強化する必要を
感じています。

インドネシアの自動車業界は競争が厳しくなっていて、
価格面、車種の多様化などが発生しています。

アストラ・インターナショナル(ASII)はインドネシア最大の
複合企業ですが、純利益の半分近くが自動車部門に
依存しています。
続いて重機、鉱業、建設・エネルギー部門が32%、
金融サービス部門が21%、農業関連部門6%となっています。

2018年7月からアストラ・インターナショナル社は
新型車、RushとTeriosの生産能力を年間13,000台に増加しました
(以前は7,000台)。
3000台の車両は輸出目的で準備される予定です。

2018年7月から同社の自動車部門は改善し始めています。
同社は7月に54,867台を販売し、インドネシア国内販売台数の
51%を占めました。

アストラ・インターナショナル(ASII)の製造する
自動車エンジンは、インドネシア政府のB20バイオディーゼル
プログラム拡張に向けて準備を整えています。
このプログラムはすべてのセクターへ20%のバイオコンテンツ
を有するバイオディーゼルを使用するよう命じるものです。

このプログラムの主な目的は、燃料の輸入を制限することです。
インドネシアはかつて1995年に1日当たり160万バレル以上の
大量原油生産者・輸出国(石油輸出国機構(OPEC)のメンバー)
でしたが、国内の燃料需要増加や国の厳しい規制の不確実性
により石油探鉱への投資が減少ました。
そのためインドネシアは純石油輸入国となり、
ルピアの為替レートに圧力を掛けていました。

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