ナイト・フランクではタイの2019年コンドミニアム市場は縮小予測【タイ:不動産開発】

大手不動産仲介・コンサルティングのナイト・フランクでは
2019年にタイのコンドミニアム市場で需要が縮小する可能性が
高いと分析しています。
タイ国内のコンドミニアム市場は10年連続で供給サイドが
伸びましたが、販売率は過去2年間で低下してきたと
コメントしています。

タイ国内の不動産購入需要はタイ人の購入数は過去2年間で
減少したものの、海外の不動産バイヤー、特に中国人購入者の
増加による影響でコンドミニアム市場全体は伸びたと
分析しています。

国内転売市場や賃貸市場が2017年から減速しており、
タイ人投資家は積極的に投資するモチベーションが薄いと
しています。
多くのタイ不動産開発企業は中国の購入者に期待を
寄せていますが、中国政府では今後海外送金を制限する
傾向が強まっています。

また、タイ中央銀行が発表した2019年からの住宅ローン
新規貸出抑制の影響は、2件目以降の不動産購入層に対しては
大きな影響はないと判断しています。
不動産を複数購入する層の大半は、追加の頭金決済を
支払うことができる投資家であるためとしています。

そして、競争が激しいコンドミニアムよりも、
販売量が比較的限られている低層住宅
(一戸建て、タウンハウス等)の開発にシフトすべき
であるとし、今後は投資対象・開発対象の多様化や、
新分野開発を進めるべきとしています。
対象分野は、タイ東部経済開発回廊での不動産開発、
工業団地、オフィスビル開発、ホテル開発などが
含まれます。

2018年の新規コンドミニアム供給戸数は合計6万5000と
予想していますが、2019年は市場バランスのため
5万戸数は越えないと予想しています。

ナイト・フランクでは2019年注目すべき市場として
サムットプラカン県とチャチェンサオ県の倉庫ビジネスを
挙げています。
25万平米の倉庫面積が供給され、Eコマース事業者の
倉庫拡大で同市場が大きく伸びると予想しています。