パデン・インダストリーは亜鉛販売事業撤退【タイ:エネルギー】

すず鉱・亜鉛鉱山運営・精錬を手掛けるタイ企業、
パデン・インダストリー(PDI)は、亜鉛販売事業撤退を
発表しています。

同社はタイ北部ターク県の亜鉛鉱山を閉鎖し、
採掘・製錬から撤退した後も取引・販売は続けていましたが、
年間5万トンの亜鉛金属の販売事業は年内にも終了させ、
2019年内に事業の正式閉鎖を実施します。

同社は既に再生可能エネルギー産業に注力する方向へ
進んでおり、37年間続いた亜鉛採掘・生産・販売事業は
これで終了する計画です。

太陽光発電事業では2018年4月に日本で2つ目となる8MW規模の
商業運転を福岡県直方市で開始しています。
2018年上半期時点ではすでに石川県七尾市で3MWを稼働しており、
タイ国内と日本で合計50MWの発電量になります。

パデン・インダストリー(PDI)社は亜鉛採掘・亜鉛精錬を
手掛ける企業でしたが、タイ国内での競争環境が厳しくなり、
さらに環境問題の風当たりも強くなったことから事業転換を
はかるため太陽光発電企業の買収や海外エネルギー事業への
進出が急務とされていました。
同社の2017年業績は売上63億6200万バーツ、
純利益9億500万バーツでした。

筆頭株主はカントリーグループホールディングス(CGH)です。
同社はパデン・インダストリー(エネルギー事業)のほか、
Country Group Securities(証券事業)、
MFC Asset Management(アセットマネジメント事業)、
Country Group Development(CGD不動産事業)などを
抱えています。
2017年業績は売上43億3600万バーツ、
純利益8億5000万バーツでした。