タイの携帯通信大手、アドバンスド・インフォサービスは高速通信5G導入を遅らせるべきと主張【タイ:携帯通信】

タイの携帯電話通信最大手、AIS:アドバンスド・インフォサービス
(ADVANC)は、5Gの導入と投資にブレーキをかけると発表しました。

同サービスは試験運用とビジネスユースでの確認が必要であり、
2021年より前にタイ国内で導入されるべきではないと
コメントしています。

AIS社は最高入札を最優先としない電波入札のため
実用的な条件を設計し、5Gインフラ投資を促すよう
通信規制当局に促しています。

同社は5G通信はイノベーション開発にとって重要な
議題項目であるものの、ビジネスユース事例が無く時期尚早の
投資であり、タイ携帯通信業界が5Gの罠に直面することを
望まないとコメントしています。

同社では世界的に5G一般商用向けサービスが開始される1年後の
2021年を目途にタイ国内で5Gサービスが開始されるべきであると
しています。

また、5G携帯通信帯域ライセンスの入札コストが高すぎると
5G導入の障害になると述べています。
5G導入では各事業者に少なくとも100MHzの帯域幅が必要です。

2012年以降、AISの周波数ライセンス総コストは1,440億バーツに
のぼります。
インフラ敷設・ネットワーク整備展開のコストでも1970億バーツを
費やしました。

AIS:アドバンスド・インフォサービス(ADVANC)は、
テマセクホールディングの資本のシンガポール系企業です。
同社はタクシン・チナワット元首相のシン・コーポレーション・
グループの子会社でした。

1986年から事業開始し、タイ電話公社(TOT)から携帯電話の
事業権を取得して、携帯電話を事業に参入しました。
その後2006年にテマセク・ホールディングスへ全株式・事業を
売却しました。
2017年業績は売上1577億バーツ、純利益300億7700万バーツでした。