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タイの病院経営ナコントン・ホスピタル、企業解説【タイ:ヘルスケア】

タイの病院ナコントン・ホスピタル(未上場)は
全体的な戦略方針を一般医療治療から専門疾患治療に
移行するとしています。
その結果、2019年の売上は前年比13%増の17億バーツに
なると予測しています。

同病院では基本的なインフラストラクチャ、
人的資源および医療機器を改善するために2018年~2019年
までに戦略的投資として4億バーツを確保したと
発表しています。
投資予算の半分は2018年に割り当てら、残りは2019年
割り当てられます。

同病院では2019年に5つの新しいセンターを立ち上げることを
計画しています。
脳神経、骨・関節、消化器・肝臓、低侵襲手術、
そして不妊治療の5科です。
これら5センターは、心臓血管系、鼻、眼と耳、
高齢者クリニック、産科を含む
既存の20の専門センターに追加される予定です。

同病院は2018年に15億バーツの収入を記録し、
2年連続で10%増加しました。
2019年度も2桁成長を目指しています。

タイ人のライフスタイルは「病気になってから通院する」
だけでなく、病気が発生する前の事前相談や診察を求める
動きに変化していると同病院では分析しています。
各診療の専門医はこうした患者の要求に応えることを
求められています。

また、消費者はウェブサイト、ソーシャルメディア、
医療ブロガーを介して治療、健康管理、予備調査の
ための基本的な健康教育を簡単に学び研究することが
できるようになってきています。
近年、顧客が必要とする医療は「予防」に重点が置かれ、
その傾向は過去3年間でより一般的になっていると
述べています。

同病院では2018年収入の30%が予防的医療によるもので、
70%が治療・回復であったとしています。
入院患者数は過去に全患者の50%ありましたが、
2018年は45%に減少しました。

さらに、同病院では全患者の5%を占める外国人患者にも
注力するとしています。
主に中国とミャンマーからの駐在員をターゲットとし、
同様にカンボジア、ラオス、ベトナムの患者も対象と
しています。

バンコク西部Bang Khun Thian地区に位置する
ナコントン病院は、ラマ2世地区の居住者をターゲットとする
大型病院で150床の医療施設を展開しています。
エステティック・スキンセンター、心臓外科、歯科、
女性保健センター、出産技術センター、児童保健、整形外科、
アレルギーなどの専門医療を充実させています。

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