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インドネシアでハラル化粧品の成長が見込まれる【インドネシア:化粧品】

インドネシアの化粧品セクターは成長を続ける中産階級と
ますます裕福になる消費者層に合わせて2018年を通じ好調に
推移しました。
同国の大半はイスラム教徒であるため、ハラル認証された
化粧品が成長しています。

同国のハラル化粧品メーカーであるWardah(ワルダ)は、
この新しいトレンドをうまく活用し、インドネシアでも
有数の化粧品ブランドになりました。
Wardahはインドネシア女性のための基礎化粧品ブランドとして
開発され、1995年にハラルに必要な基準を満たした化粧品
として誕生しました。

マルタ・ティラール社(Martha Tilaar)が展開する美容ブランド
Sariayu(サリアユ)は、基礎化粧品、メイクアップ化粧品、
その他にもサプリメントなどの健康食品などを扱います。
1977年設立の同社はマルタ・ティラール女史の運営により
大きく成長しました。
中東、マレーシア、シンガポール、ブルネイ、フィリピン、
日本、香港、台湾などにも輸出し、従業員数は700名以上と
されています。
2018年業績は売上7315億ルピア、純利益-246億ルピアでした。
インドネシア証券取引所(IDX)に上場するマルタ・ベルト
(MBTO)は、このマルタ・ティラール・グループ傘下企業で
化粧品やハーブ(jamu)を製造しています。

ムスティカ・ラトゥ・インドネシア(MRTA)社が
展開しているのはインドネシアの伝統的なハーブ(jamu)を
使用した美容商品MUSTIKA RATU(ムスティカ・ラトゥ)です。
健康飲料・食品、ヘアケア、基礎化粧品、メイクアップ化粧品
などを取り扱っています。
インドネシアを訪れる外国人の間でお土産として人気・認知度が
高いブランドです。

インドネシア人口は2020年に2億7000万人に達すると
予測されており、東南アジア最大の経済圏における
化粧品産業の見通しは今後数年間まだ非常に明るいと
見られています。
インドネシア工業省は、インドネシア化粧品業界の価値は
現在の46.4兆ルピアから、間もなく100兆ルピアに達すると
予測しています。

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