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PTTはクリーンエネルギーとインフラに重点、2019年投資計画へ1037億バーツ【タイ:エネルギー】

石油・天然ガス国営企業であるタイ石油公社(PTT)は、
クリーンエネルギーとインフラに重点を置いた2019年
投資計画を発表しました。
PTT社自身と子会社へ向けた2019年の投資予算は、
前計画705億バーツから1037億バーツに増加します。

2019年の投資増加は、PTT子会社の将来的な電力および
再生可能エネルギー拡大支援を目的としています。

同投資計画はタイ東部経済回廊(EEC)計画や
マプタプット港第3フェーズなどのインフラ事業を重視し、
新たな技術と国際市場での機会を追求していくとしています。
機械設備投資、人工知能およびベンチャーキャピタル投資は
長期的な成長のために使われる予定です。

一方で10年間という長期に渡る投資ポートフォリオは、
イノベーションによる製品開発、クリーンエネルギーへの
積極的な投資拡大、持続可能なコミュニティと社会的
投資の維持に焦点を当てて見直しを行います。

また、PTTの電力事業グローバル・パワー・シナジー
(GPSC)は、買収したグロー・エナジー(GLOW)の株式上場を
非公開化すると発表しました。
2019年8月に臨時株主総会を開き、上場廃止計画の承認を
求めます。

2018年半ば、フランスを拠点とするエンジー(旧スエズ)が
電力事業をタイで撤退させようとしたため、グローバル・
パワー・シナジー(GPSC)はグロー・エナジー(GLOW)社の
買収を決定、大株主として引き継ぐことに合意しました。

グロー・エナジー(GLOW)社の2018年業績は売上
539億1300万バーツ、純利益83億7900万バーツでした。

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