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タイの衣料・靴製造SCSスポーツウェア社は事業多角化の方針【タイ:衣類・靴製造】

SCSスポーツウェア社はタイで「SCS」「Breaker」などの
ブランドで靴の製造販売を手掛ける企業です。
これまで学生靴、運動靴の製造・販売を長年続けてきました。

近年、タイ国内の出生率低下傾向により学生靴の売上が
伸び悩む中で、同社はドラッグストア、住宅不動産、
特に外食レストランへと多様化するとしています。

同社は40年前から学生靴の販売に依存し続けていましたが、
今後、深刻なビジネスリスクが生じる可能性があると
分析しています。

SCSスポーツウェア社は多くの国際的なスポーツおよび
ファッション靴ブランドのOEM(相手先商標製造会社)
としての長年の経験を持っています。

同社ではタイの靴市場は200億バーツと推定しています。
全体のうち約80億バーツがスポーツ用およびファッション用の
靴で、さらに学生用の靴およびサンダル用としてそれぞれ
50億バーツ、残り20億バーツは他のカテゴリーとしています。

同社ではグループ事業を長期的に持続可能なものにするため
事業方針を再考しました。
タイでは消費者の健康志向の高まりがあり、
ドラッグストア事業は同社の新たな収益源の1つと
なっています。
SCS社では現在9つのドラッグストアを展開しています。

また同社は2017年、Nawamin通りに「Kokonut」
レストランをオープンし、さらにスクンビットソイ25の
Glas Hausビルに2店舗目をオープンしました。

「Kokonut」レストランはSCS Sportswear Co.の子会社である
SCS Future Co社が運営しています。
2019年内にバンコク首都圏で5つ~6つのレストランを開業する
計画をしています。
各店舗は300万~400万バーツの投資が必要です。

ドラッグストアとレストランに加えて同社は
Ramkhamhaeng Soi 40地区で「The Wellington」という
コンドミニアムプロジェクトとSrinakarin通り地区での
住宅不動産プロジェクトを開発し、事業多角化を進めています。

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