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タイの医薬品老舗ヴェチャポン・ファーマシーが日系病院と合弁で介護施設開業【タイ:介護サービス】

100年以上の歴史を持つタイの薬草・医薬品メーカーである
ヴェチャポン・ファーマシー社では、事業リスクを軽減する
ために介護・ホスピタリティへと拡大すると発表しました。

同社は医薬品販売、医薬品製造、卸販売に次ぐ第4の柱として
事業拡大を目指します。
同社の2018年における年間売上は約3億バーツです。

同社は日本型認知症ケアを提供するため、日本のHanno Geriatric
Center(飯能老年病センター)創設者Satoファミリーと
合弁会社Hanno-Vejpong Geriatric Center社を設立しました。

同社は高齢のタイ人を顧客ターゲットとしています。
同社施設はエカマイ~ラムイントラ高速道路のすぐそばにある
セントラル・フェスティバル・イーストビルコンプレックスに
隣接地区に建設され、3,000平米の敷地で6階建て、
総工費1億5000万バーツで正式オープンしました。

国連統計によると、タイは65歳以上人口が10.5%を
占めています。
同割合は2030年に19.5%、2040年に25.9%に増加すると
予想されています。
タイ国内の子どもの数が減り、医療が改善され
国民が長生きするようになっていることが挙げられます。

タイには民間・政府系合わせて約1,000の看護センターが
ありますが、日本ではすでに20,000箇所を超えており、
その知識経験を生かしたタイでの事業成長が期待されています。

Hanno-Vejpong Geriatric Centerは42室、最大54人の
居住者に対応できます。
部屋は3種類、プレミアム、プライベート、ツインベッドルームが
あり、価格はそれぞれ月額98,000バーツ、77,000バーツ、
60,000バーツとされています。

温泉サービスやサロン、ゲームセンター、
タイ式マッサージなどの施設を備え、
理学療法士のほか、プロの看護師によって
24時間介護されます。
同介護センターは、月収75,000バーツ以上のタイ人顧客を
対象としています。
また1日あたり1,900バーツで30人の高齢者にデイケアを
提供する予定です。

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