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タイ中央銀行資本バンコク・コマーシャル・アセットマネジメントの新規上場計画【タイ:金融】

タイ中央銀行では、タイ国内最大の資産運用会社である
バンコク・コマーシャル・アセットマネジメント(BAM)の
新規株式公開で17.7億株を売却する可能性があると
しています。

同銀行は長期的にバンコク・コマーシャル・アセット
マネジメントの株式の過半数以下を所有していくと
しています。

タイ証券取引所への上場と株式売却のタイミングは
特定されていませんが、新規上場時に持ち株の54.4%、
およそ220億バーツを放出することを目指しています。

2019年7月時点でタイ中央銀行はほぼ全株を
所有していますが、最大14億8000万株の既存株を提供し、
残りは新株となる予定です。
放出後、タイ中央銀行の保有率は45.6%にまで低下します。

バンコク・コマーシャル・アセットマネジメント(BAM)の
2019年第1四半期業績は純利益が32億5000万バーツでした。

同社は1999年アジア通貨危機の後に、
現在は消滅しているバンコク商業銀行の不良資産を
管理するため設立されました。
その後、他の金融機関から不良債権を購入するという
役割を果たしています。

1998年にタイ中央銀行が設立した金融機関救済組織である
タイ金融機関開発基金(FIDF:Financial Institutions
Development Fund)が所有しています。

タイ証券取引所へのIPOについては2010年にも
議論されていましたが、会計コンプライアンスの問題に
対処するため新規上場計画を遅らせる必要がありました。
その後も会計基準の変更により数年前の財務諸表を
再編成する必要があり、時間を掛けて今回の新規上場
計画に至りました。

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