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バンコク銀行がペルマタ銀行を買収【インドネシア・タイ:金融】

タイの大手金融機関バンコク銀行(BBL)は、
インドネシアのバンク・ペルマタ(BNLI)の
89.1%を約27億USドルで購入することに同意しました。

バンコク銀行はタイ国内総資産で2位の銀行です。
1位はサイアム・コマーシャル銀行(SCB)となっています。

タイの地場銀行にとっては初の国外銀行大型買収です。
ペルマタに対しては三井住友フィナンシャルグループも
取得を目指していました。

買収理由に関しバンコク銀行では、インドネシア国内経済は
非常に魅力的で急成長している市場であるためとしています。
一方、投資家の判断としてはネガティブな反応で、
買収発表日の株式市場で同行株価は前日比-4.4%安と
2016年以来の安値で引けました。

バンコク銀行によると、1株当たり1,498ルピアでの買収は
簿価の1.77倍の評価を意味し、バンコク銀行内の
内部資金と資金調達の組み合わせにより
買収資金を調達する予定であるとしています。

今後2020年に取引を完了する予定であり、
ペルマタ銀行の残りの株式に対する公開買付けを行う
予定です。

バンコク銀行は1972年からインドネシアで支店を開設し、
金融事業を展開しています。
首都ジャカルタに支店、スラバヤとメダンにサブ支店が
あります。

同行は他の東南アジア諸国、東アジア、ヨーロッパ、
北米でも事業を展開しています。
2018年の収益の約14%は海外からのもので、
タイ国内銀行の中で最も多いとされています。

タイ政府は国内の金融機関合併を奨励し、
銀行の規模を拡大し競争力を高めようとしています。
2019年はタイTMB銀行(TMB)とタナチャートバンク
(TCAP)が合併に合意し国内で6番目に大きな金融機関を
誕生させています。

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