1. HOME
  2. ブログ
  3. タイ
  4. SCGパッケージング、タイ証券取引所への新規上場を目指す【タイ:製造】

ASEAN最新動向

Latest trends in ASEAN

SCGパッケージング、タイ証券取引所への新規上場を目指す【タイ:製造】

タイのコングロマリットであるサイアム・セメント・グループ
(SCC:略称SCG)の包装事業子会社SCGパッケージング(SCGP)は、
2019年12月にタイ証券取引委員会SECへ新規上場へ向けた声明と
目論見書案を提出しました。

同社パッケージング事業はSCG全体総収益の18%を占めています。
その他石油化学部門のSCG Chemicalsは46%、
建材のSCG Cement-Building Materialは36%を占めています。

2018年度のSCGパッケージング社総売上は870億バーツに
達しました。
同社はタイ国内および海外市場への投資を拡大する予定で、
資金調達によりアセアン域内包装市場での事業強化を
目指します。

アセアン域内では、消費者向け製品のパッケージング、
フードサービス製品、およびECを通じて取引される包装製品の
成長率が高いため、パッケージング事業にとって大きな
チャンスがあると分析しています。

同社レポートによると、2019年初頭のアセアン包装市場は
505億USドルの価値があると推定しました。
包装市場拡大と包装需要の増加により、同社は前年+5%の
成長を予測しています。

SCGパッケージング(SCGP)は2018年時点で、紙包装事業では
254万トン製造量、印刷用紙+筆記用紙事業では
49.5万トン製造量、ボックス・箱系包装事業では
101万トン製造量、5.9億平米の軟包装材、3億個の
硬質包装材の生産能力を保有しています。

SCGパッケージング(SCGP)は2019年第3四半期​​、
新たに買収されたPT Fajar Surya Wisesa Tbkおよび
Visy Packaging Thailandの連結業績により、
244億バーツの売上高、前年同期比+10%増を記録しました。
当期利益は15.2億バーツで、金融費用の増加により前年比
11%減少しました。

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

月を選択