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タイ国営石油PTTは子会社出資比率を引き上げ【タイ:エネルギー】

タイ国営石油(PTT)は、子会社オペレーションの業務を
容易にするために、グローバル・パワー・シナジー(GPSC)の
持ち株を31.7%に増やす準備をしています。

GPSC社の22.8%の所有権を有する国営石油・ガス複合企業は、
PTTの承認を受けた新しい持株構造計画に従って、
PTTの精製部門であるタイオイル(TOP)から約168億バーツ
相当の8.9%の株式を購入します。

PTTはGPSCの親会社でもあり、PTTの発電アームとして
機能するように設定されています。
株式購入取引は交渉中であり、2020年年内に完了する予定です。

タイオイル(TOP)は、GPSCの8.9%を保有しています。
合計すると、PTT、TOP、および別のPTT子会社である
PTT Global ChemicalがGPSC社の株式75.2%を保有しています。

持株構造の変更は、グループの所有権を変更しません。
これにより電力事業の株主構成が複雑にならず
将来の事業計画実行が容易になるため、TOPの幹部らは、
株式売却がPTTの財政状態強化を助け、
より多くの投資へ道を開くと期待しています。

タイオイルThai Oil(TOP)はタイの精油事業を展開する
大手企業です。
タイ国内の製油能力の約20%を占め、精製後の石油製品製造の
ほか、エタノール生産開発も行っています。
2019年業績は売上3695億300万バーツ、
純利益62億7600万バーツでした。

グローバル・パワー・シナジー(GPSC)はタイ国営石油傘下の
発電企業です。
2019年業績は売上686億3500万バーツ、
純利益40億6000万バーツでした。

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