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ノックエアーNok Airは機材拡張による長期的成長を見込む【タイ:航空】

2021年7月時点、他の航空会社が減便や運航停止を行っているため、
ノックエアーNok Airは部分的な他社のロックダウン期間に利益を
得ることができると期待しています。
一方、長期的な計画では、観光業の回復に合わせて航空機を増やしていきます。

最高経営責任者のWutthiphum Jurangkool氏によると、
2020年4月のロックダウンと同様に、フライトがキャンセルされた後、
ドンムアン空港でチケットを購入することを選ぶ乗客が増えてきています。
Nok Airの1日の予定便数は20便で、第3波以前の40~60便から減少しています。

同氏によると、航空会社は顧客基盤を維持するためにフライトスケジュールを
維持しようとしており、必要な旅行や医療目的の需要がある場合には便数を
増やす準備ができているといいます。

コロナの部分的なロックダウンが行われる前の利用率は60%で、
2021年7月全体の利用率は60%から70%になると予想されています。

Wutthiphum氏は、「航空会社は、バックオフィス業務やその他の手数料を
除いたジェット燃料代として、1フライトあたり10万~20万バーツの損失を
出しながらも、お客様にサービスを提供し続けなければなりません」と
述べています。

ノックエアは2021年度末までにインフルエンザの発生を効果的に食い止め、
新たな観光策を実施することを条件に、2021年は200万人以上の乗客に
サービス提供することを目指しています。

また、2021年末までに多種類の高品質なワクチンが広く配布され、
国が完全に再開できるようになるのは2022年の第1四半期あたりで、
その頃には国際線の運航が再開され、航空会社の業績も大きく
改善されるだろうと述べています。

同航空会社は2020年6月に中央破産裁判所に再生請願を提出し、
2021年5月には再生計画を提出しました。
2021年8月には債権者との面談が予定されており、
この計画に対する投票が行われます。

再生計画では今後の事業成長、特に毎年2~3機のジェット機の増備を
支援するため、2020年中に融資の要請や株主からの資金調達を
行う予定です。
ただし、現時点では融資額を明らかにすることはできないとしています。

同氏によると、世界的な観光業の回復は2024年末になる可能性があるため、
航空会社は現在の22機から機材を拡張して長期的な準備をしなければ
ならないといいます。
Nok Airは、2020年に提出した6機のボーイング737-800のさらなる承認を
待っています。

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