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LCCのノックエア社は復興支援48.8億ドルを視野に入れる【タイ:航空】

ノックエアNok Air(NOK)は、スワンナプーム空港での新しいハブ空港の運営を視野に入れながら、復興に向け48億8千万バーツの資金調達を行っています。
2022年から2023年にかけて、現在の17機の航空機にさらに6機のボーイング737-800型機を追加する計画です。
しかし、これは中国や近隣諸国からの需要次第になる見込みです。

ノックエアは2021年11月29日に中央破産裁判所から再生計画の継続を承認されました。
5年間の再生計画のもと、2億8000万バーツ相当の株主からの資金調達を開始し、2023年にはキャッシュフローを支えるために6億バーツの増資を行います。

そのため、2026年の再生期間終了までに最終的に40億バーツを受け取ることになり、このうち27億バーツは株主に還元されます。
残りは固定資産税に充当され、キャッシュフローとして保存される予定です。
Q400型機5機を返却し、保有機数を22機から17機に減らすため、貸主との航空機契約を調整したため、再生に伴う負債全体は40億バーツになりました。
一方、メンテナンス契約についても、約40%の削減とエンジンメンテナンスの15%削減という形で、債務が減少しました。

ノックエアはスワンナプーム空港への進出を考えています。
価格競争がそれほど激しくなく、他の航空会社が機材を減らす中でまだ良い時間帯が残っており、国内線への乗り継ぎを希望する国際線到着客に市場を拡大するのに役立つ可能性があります。
同社は2019年の825万人に対し、2022年は600万人の乗客数を目標に設定しました。

ノックエアNok Air(NOK)社の2021年業績は、売上63億5500万バーツ、純利益マイナス14億3500万バーツでした。

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